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中古住宅「瑕疵が心配...」住宅診断、30代希望者増

中古住宅「瑕疵が心配...」住宅診断、30代希望者増

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 住宅診断専門事業者のエスパス(北海道札幌市)では、30代の住宅診断希望者が増えている。札幌では30代が中古物件を購入する動きが近年活発化、それに伴って購入前に物件状態の確認を希望するという。

 同社への相談件数は前年より1割増えている。「不動産会社も診断を行いますが、顧客としては利害関係のない第三者の視点で正確な診断を希望する方が当社に依頼してきます」(宮下悟代表)

 顧客は物件の「瑕疵を心配している」(同代表)。瑕疵に関する訴訟のフォローをする場合も年に数件あるという。同社は検査8万円、診断の報告書作成8万円の合計16万円でサービスを提供しているが、診断をしないまま瑕疵が分かれば、その補修などに5倍も10倍も費用がかかってしまう。 「診断は買う側のメリットのほかに、正しい資産価値の判断ができ、また売れやすくなるとして、売る側にもメリットがあります」(同代表)

 同社はホームページやメルマガなどで注意喚起を行うとともに、セミナーの開催などで住宅診断の普及に力を入れている。

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