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学生のアイデアで賃貸アパートをDIYする―――そんなプロジェクトが進行している。これは和光大学(東京都町田市)と不動産投資、コンサルを手掛けるインキュベーションファクトリー(神奈川県川崎市)の産学連携事業。
コンテストの最優秀受賞作品
プロジェクトには同大学経済経営学部小林猛久教授研究室の学生が参画。賃貸オーナーが小林研究室にオファーしたのがきっかけ。アパートの1室をモデルルームとしてDIYする。11月にプランコンテストが行われ、5作品の中から最優秀賞に「自然と生きる家」が選ばれた。
選ばれたプランは、外の自然変化に合わせて居住者が室内に変化を作ることができる点が特徴。天井に4本のカーテンレールを設置し、季節に合わせたインテリアを装飾したり、位置を自由に変えることもできる。また丸太をイメージした収納ボックスと床上げ用の箱を、家具として設置。共に移動可能だ。床上げ用の箱は3個あり、並べてベッドにも、重ねてベンチにもできる。
アパートのマスコットキャラクターを作成し、他の入居者や地域との交流を広げるなどのアイデアも提示された。
審査員の小泉雅史同社社長は「『この建物、地域に住みたい』と意欲を喚起させてくれるプランを選びました。自然あふれる地域ですのでスケールを室内にとどめず、1棟から地域へと交流が広がるようなDIYを期待しています」と話した。
今後は、受賞した学生の1人が実際の物件に入居し施工する。

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