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ヤマダタッケン、「70年代不動産」が好調加盟店も募集

ヤマダタッケン、「70年代不動産」が好調 加盟店も募集

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 ヤマダタッケン(石川県金沢市)が、1970~80年代の中古物件を対象に物件探しからリノベーションまで行う「70年代不動産」が好調だ。アパート家賃より安い月額ローンで、レトロなデザインやヴィンテージが持つ味わいを生かした空間を創出。昨年秋から展開を開始し、リノべ塾やモデルルームへの来場などを通じ、引き合いを強めている。

 昨年11月には金沢市諸江町に「70年代不動産」の住宅リノベーションモデルの展示場をオープン。1979年に建てられた物件を、素材やデザインにこだわり、カフェのようなカジュアルな空間へリノベーションしたもので、毎週土日にオープン、2月末現在までで約140組が来場した。

 また定期的に、物件探しや資金計画などを含めたリノベーションに関する各種知識が学べる「リノベ塾」も同社敷地内「SHOW STUDIO」で開催し、好評だ。

 2月13日からは、コンセプトから、素材や仕上げへのこだわり、BEFORE/AFTERにいたるまでが分かるマニュアルブック「70年代不動産の手引き」の配布も開始し、問い合わせ件数も増やしている。こうした活動が奏功し、昨年11月から2月末までの契約済み案件は5件、契約見込みも2件出ている。

 同社は新築の輸入住宅をモチーフとしたカントリー調のリフォームを2009年から開始し、前期(2014年8月期)は、年商12億円のうち2億円強をリフォーム売上高が占めるまで成長。今期は、全般的により単価の高い大型リフォームの案件が増えていることと、「70年代不動産」の売上が付加されることからリフォーム事業のみで3億円を計画している。

 今後はこれまでのカントリー調と「70年代不動産」の両輪でリフォーム事業を強化。「70年代不動産」は全国展開も進める考えで、各地域の工務店の加盟を募集、4月から本格的に募集告知を開始し、5年で120社までの加盟登録を目指す。

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