夏水組、「カスタマイズ賃貸」公開 80種の壁紙から入居者が選択

　夏水組（東京都杉並区）は、輸入壁紙などを取り入れた高級賃貸リフォームの見学会を開催した。対象となった物件は品川プリンスホテル敷地内にある高級賃貸マンション「品川プリンスレジデンス」。

モデルルーム2部屋を公開

　同社はマンション管理する西武プロパティー会社と協同で、賃貸入居者が壁紙や床材を選べる「カスタマイズ賃貸」を展開している。今回公開した物件はカスタマイズ賃貸を体感できるモデルルーム。

　モデルルームは2つあり、いずれも個性的な壁紙をアクセントにしたインテリアコーディネートが特徴。1つ目の部屋では寝室に英国の壁紙ブランドOsborne＆Little（オズボーン＆リトル）社の「Bloomsbury」を使用。リビングには国産のトキワ社の壁紙を施工。もう１つのモデルルームの壁紙にはオランダBN 社の「LAYERS」や英国のHARLEQUIN社の「passon」を使った。

　夏水組では約80種の壁紙や塗装仕上げが確認できる専用カタログを制作。施工費用や建材代金も掲載されており、入居者はこのカタログから好みの壁紙を選ぶ。

　夏水組の坂田夏水代表は「賃貸住宅の壁紙は入居者が自分で選ぶとことが当たり前の時代になってくる」と話す。