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特集◆ DIY&カスタマイズ
《リノベーション》 横田満康建築研究所
設計・施工の一部分をユーザーの「DIY」に委ねることで人気を集めているのが、横田満康建築研究所(京都府京都市)。同社は年間50件のリフォームを手掛け、年商は6億円。平均単価は1200万円と高額で、全面改装の依頼が多い。
人気の理由は、同社が提供する「ハーフDIY」というサービス。実に同社で契約する9割のユーザーがこのサービスを利用している。

リノベーション依頼がほとんど。施主と協力して全面改装するサービスが人気の理由
この「ハーフDIY」とは、リフォームの一部をユーザーが自分で材料を選び、工事も自分たちで行うというもの。施工する内容で最も多いのは壁の塗装や珪藻土塗り。
それ以外にもやや難易度は上がるが、床を貼ったり、家具の製作に取り組んだり、中にはキッチンキャビネットのDIYにチャレンジする人もいる。

横田満康建築研究所の「ハーフDIY」サービスを利用し、壁の珪藻土塗り、タイル貼り、フローリング貼り、床の仕上げなどを行う施主。
家族で楽しみ、なおかつ、工事費も割り引かれる点が人気
このサービスが好評な理由について横田社長はこう話す。
「クライアントの方は家を一緒に作り上げていく体験を楽しみにしています。ただ、それを受け入れてくれる工務店がないので問い合わせが来る。私たちも家は誰かから買うのではなく一緒に作るものとお伝えし、打ち合わせ時に必ずDIYをしてもらうように約束しています。そしてもう1つの人気の理由は、自分たちで工事すればその分施工費が安くなる。このお得感も大切」
例えば珪藻土塗りをDIYで行えば業者価格の6~7割引き。塗装であれば9割引にもなる。中にはなんでも自分でやりたいということで250万円以上安くなった人もいるというから驚きだ。
これら施工の様子はウェブサイトにて紹介。事例数は200 物件にも上り、毎日1000ほどのアクセスがある。同社ではネットのみで集客を行っており、DIYの様子を含めたリフォームの施工リポートが問い合わせのきっかけとなっている。
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