クジラ、賃貸リノベ強化 今後3年で年商10億へ

　クジラ（大阪府大阪市）は今後３年で、年商10億円を目指す。人材を増やし、事業の幅を広げていく考えだ。

　強化していく事業の１つが賃貸の入居率改善リフォーム。同社では長年空き家になっている物件を持っていたり、やリフォームで価値を高めてより高い家賃収入を得たいオーナー向けのリフォームを手掛けている。例えば、築20年を超える物件で既に２年入居者が付かなかった物件をリフォームし、家賃を5000円値上げして貸し出したところ、すぐに入居者が決まった。

　矢野浩一社長は「改装のポイントは不動産仲介会社がお客さんに紹介しやすい部屋を作ること。私自身が賃貸の仲介営業マンだった経験を生かして、プランニングしています」と話す。

　その他、中古住宅の仲介とリフォームをセットにしたワンストップサービスやオフィスの改装、寮のリノベーションなども強化していく方針だ。

　同社は2007年に設立。年商は２億円。不動産やリフォーム事業を手掛ける。