・現代の日本住宅において、空間の大きな面積を占める、壁の重要性高まる
・大胆で独の創的な柄や発色の良さが魅力の輸入壁紙の特集
・今年のキーワードは「URBAN OASIS」、インテリアに緑を入れる傾向が強い
【変わる日本の壁 PART 1・輸入壁紙】
日本の住宅の壁が変わろうとしている。「自分らしい家」へのニーズが高まる中、空間の大きな面積を占める壁は無限の可能性を秘めている。日本の壁を彩ろうと奮闘している人々の取り組みや思いを紹介する。
第一弾は、大胆で独創的な柄や発色の良さが魅力の輸入壁紙を特集。現在、どんな柄がトレンドになっているのか。また、納品までの時間や施工の手間などデメリットが多いと感じる人もいるだろう。そんな輸入壁紙を専門で施工している人物にも話を聞いた。
2019年は柄×柄
約5万点もの輸入壁紙を取り扱うテシード(東京都豊島区)では、どのような壁紙がトレンドなのか。2019年は「ボタニカル」と「柄のしつこさ」がキーワードになりそうだ。
2018年のトレンドを代表するアイフィンガーのバナナリーフの壁紙
「2018のトレンドはこの商品です」と商品部の横島将氏が見せてくれたのは、オランダのブランド「アイフィンガー」のバナナリーフの壁紙(画像1)だ。
3年ほど前から環境汚染問題がフォーカスされ、いかに都市で緑を感じられるかがテーマになっているという。横島氏がキーワードとして挙げるのが「URBAN OASIS( 都会のオアシス)」。都市の中でリラックスするために、インテリアに緑を取り入れる傾向にある。「ボタニカル柄は以前からありましたが、壁紙の柄として顕著にどのメーカーも出したのは2018年でした」と語る。

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