徳島県を地盤に、外壁リフォームで前期売上高3億円を達成したのが中山コーティング(徳島市)だ。同社は約7年前にオープンしたショールームと、立て看板広告で認知度を上げてきた。また、相見積もりもほぼないファン顧客を増やしている。独自の集客、顧客満足度アップの方法をリポートする。
【リポート/編集部 高田遥介】
1号店の外観。横長の看板が目立つ
Web、立て看板でも集客
同社は前期、塗装リフォームや外壁張り替え工事を230件弱手掛けた。
同社は現在、チラシは年1回しかまかず、イベントも行わない。それにもかかわらず、売上高も施工件数も伸ばしている。
集客の1つが塗装ショールームだ。約7年前、国道55号線沿いにオープン。当時、徳島県内で塗装専門リフォーム会社のショールームはなく、同社が初めてだった。40平米ほどの大きさだが、壁面には塗料が15種類ほど並ぶ。月15~20組が来店し、問い合わせ後に訪れることが多い。
ショールーム内の様子
「店内のレイアウトで意識したのは、見てすぐわかることです。例えば艶消しのあるなしや、多彩工法で塗った事例などを展示しています。商談のお客様の9割はお越しいただいて、成約率も8割近い数字を出しています」(中山晃祐社長)
特に見積もりを提出する際に来店を促す。塗料の色や肌触りなど、具体的なイメージがわからないことが多いからだ。そこでショールームへ案内し、納得して契約してもらう流れを作る。

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