塗装とリフォームを提供している参邑(愛知県豊川市)の2023年3月期の売上高は約2億円だ。年間塗装工事件数は130棟。屋根と壁を塗装した場合の平均単価は150万円ほど。売上高の比率は外壁塗装が7割、その他リフォームが3割だ。
女性スタッフが接客
接客、インスタグラム運用などさまざまなところで女性スタッフが活躍
同社が2億円を売り上げる秘訣は3つある。1つ目はショールームで常駐の女性スタッフが接客をすることだ。同社では、営業は男性が行うが、契約後の対応は全て女性が行っている。例えば、塗装の色決めや工事予定の確認、近隣住民への挨拶など。色決めはショールームで2時間ほどかけて行うこともある。「女性は細かいことにも気が利きます。ショールームには夫婦で来店されて、奥様が色を決めることが多いです。その際に女性同士の方が話しやすいのだと思います」と平野裕三社長は話す。
ショールームに設置されている家の模型。中で商談することができる
2つ目の秘訣は、インスタグラムの活用だ。フォロワーは約2000人。投稿は同社の女性スタッフが行っている。投稿内容は外壁塗装のビフォーアフター、補助金の案内、ボランティア団体塗魂ペインターズでの活動や社長の誕生日を祝っている様子などもある。「インスタグラム経由の仕事の依頼は月に1件ほどあります。入社の問い合わせも累計で6件ほどあり、2人を採用しました」と平野社長。

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