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- > 買取再販3割増の177棟、売上5割増の50億円にポラス
新築分譲住宅に強いポラスのグループ会社である中央住宅(埼玉県越谷市)の買取再販事業が伸びている。前期の販売棟数は177棟で約50億円を売り上げた。前々期は約32億円だったので5割増しとなる。グループ会社によりワンストップでリフォームを手掛け、中古の価値を高めるのが理由だ。
販売棟数3割増
- 販売棟数、単価とも上昇傾向にある
同社は買取再販物件を「Re:f(レフ)シリーズ」と名付けて販売している。2023年3月期は仕入れが227棟に対して177棟を販売した。その前の期は仕入れが158棟数に対して販売実績は134棟だったので、3割増となった。前期の平均単価は2830万円で売上高は約50億円。その前の期の平均単価は2390万円、売上高約32億円だったので5割増となっている。
強みは不動産会社を介さず、ユーザーから直接仕入れを行っていることだ。埼玉を本拠地に、千葉や東京北部の主要沿線を中心に、新築の分譲や注文住宅を手掛ける同社。Jリーグ・浦和レッズの主要スポンサーを務めるなどして知名度を高めてきた。不動産売買仲介の件数は年2500件超。店舗数は29を数える。今年に入り2店舗を開設するなど商圏を拡大するほか、自社OB客へのアプローチも精力的に行っている。
案件の約6割が戸建て住宅だ。消費者にアピールするポイントは3つ。ひとつは躯体や雨漏り、シロアリ、給排水設備の異常に対して2年の保証とアフターサービスが付く点。それとは別に5年間の瑕疵保険に消費者ではなく同社が加入する点。さらに60人以上いる社内建築士や第三者機関により防水性能・耐久性の劣化状況を診断する点だ。天井やクロスの張り替え、外壁塗装や外構工事、水回り住設も交換するなどしてから販売するケースも多い。リフォームにかかる費用は500万から700万円ほど。グループ会社の住宅資材センターやポラスのリフォームが手掛ける。

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