セイリョウ(愛知県名古屋市)は工場、マンション、ビルなどの大型物件の塗装を行っている。2023年4月期の売上高は約3億円。下請けが2億円。元請けが1億円。元請けは不動産会社や企業から請け負うマンションや工場の塗装などだ。
2年前から元請けを開始
大型物件の塗装が得意。強みを生かして元請け業を始めた
同社はもともとゼネコン関係の下請け業をしていた。だが、それだけだと先細りしていく業界に不安を感じ新たな事業を始めた。2年前から不動産管理会社相手の元請け、1年前から工場の元請けを開始。
新たな事業としてこの2つを選んだ理由は、成田涼介社長が職人になってからずっと大規模案件に関わってきたからだ。成田社長は16歳で職人になり、23歳で独立、現在35歳になる。「下請けの頃から大型物件の方が得意でした。強みを生かして大型物件を扱う元請け業を始めました」と成田社長は語る。
同社は1月から新たに、エンドユーザー向けの外壁塗装の事業も始めた。商圏は小さく1キロ以内。2万件の折り込みチラシを毎週まく。野立て看板は10カ所に設置する。始めた理由は、地元への貢献と、社員満足度向上のため。「昔から知っている家や、通っていた保育園などを扱うことは社員のやりがいにつながります。初年度の売上目標は3000万円。2年目には5000万円を目指します。新事業については塗魂ペインターズの先輩方にいろいろと教わりました」と成田社長。

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