ホーム建材(愛知県名古屋市)は外装工事の下請けを中心に約18億円売り上げる。他の外装会社と異なるのは、元請けのリフォームや不動産事業、高齢者向けサービスなどのBtoC事業にも力を入れている点だ。新築マーケットの先行きが不透明な中、住宅ストック関連の事業を強化していく考えだ。
元請けリフォーム推進
下請け工事で成長
屋根・外壁工事が主力で18億円を売り上げる
ホーム建材は1973年に設立し、ハウスメーカーや工務店の屋根・外壁の下請け工事を担うことで成長してきた。前期の売上高は約18億円。グループ会社で同じく屋根工事を手掛ける小島屋(愛知県刈谷市)は約13億円で、2社を合わせると30億円ほどの売上規模になる。
ホーム建材の18億円のうち、12億円ほどが下請け工事。愛知を地盤とし、岐阜や三重でも対応している。元請け会社の新築工事はもちろん、リフォーム工事の施工も行う。リフォーム営業が苦手な工務店には勉強会を行い、受注を増やす支援もしている。下請け工事の業績について深谷正典社長はこう話す。
「件数はそこまで変わりませんが、昔と比べると単価が下がりつつあります。新築の着工が減る中で、下請けの競争も激しくなってきていますから」

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