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外装専門店、6期目で年商6億5000万円ユウマペイント

外装専門店、6期目で年商6億5000万円 ユウマペイント

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≪特集 リフォーム会社実態調査≫

ユウマペイント 佐々木拓朗社長

ユウマペイント 佐々木拓朗社長

100~300万円工事が全体の6割

 ユウマペイント(千葉県柏市)の特徴は、外装リフォーム専門会社としてわずか6期目で年商6億5000万円を達成した成長率の高さにある。同社は営業マンを積極的に雇用し、自社で集客も図る元請けの外装会社。年間500件もの外装工事を完工している。

ユウマペイント 業績

 一般的に塗装業者は下請けが中心で、同社のように積極的に営業をかけて売り上げを伸ばすケースはそれほど多くはない。また、本社の千葉県柏市以外に大阪にも営業所を持つなど、積極的なエリア展開を仕掛ける点もユニークだ。

 強みは営業マン7人の生産性の高さ。営業マン1人あたりの年間平均売上高は9280万円。この生産性が高い一つの要因は、強みである外装リフォーム単価が水まわりに比べて20~40万円ほど高く、売上高を伸ばしやすい点にある。平均単価は120万円。ボリュームゾーンは100万~300万円。同社ではこのレンジの工事が全体の6割を占める。

 一方、50万円以下の小工事はわずか10%。また300万円超も高額案件も5%程度と低い。売り上げが伸ばしにくい小さな工事と手間がかかる大型工事の比率が少ないことも営業マンの生産性を高めている要因といえる。

 主力は戸建ての外装リフォームだが、工場などの法人向け営業にも事業の幅を広げることで売り上げを拡大している。法人向けは1件で1億円近くなるものもある。工期や手間はかかるが、大きな売り上げが見込める点がメリットだ。実際に同社の売り上げのうち約2割が法人売り上げとなる。

 その他にも、営業は成約した後に、施工管理担当にフォローしてもらう体制を取っている。営業マンが新規顧客との提案の機会を増やすことで生産性を高める。

 集客はホームページが主にPPC広告に投資している。またホームページでは塗装コンテストでの受賞実績を掲載したり、地元での工事実績をPRしたりすることで信頼を得ている。

 課題はリピートを増やすこと。佐々木拓朗社長は「塗装で一点突破し、その後リピートで水まわりなどの総合リフォームに全面展開していきたい」と話す。顧客満足度を高め、OBとの関係維持を強化することでさらなる売り上げ拡大を見込む。

リフォーム産業新聞7/29号

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「リフォーム産業新聞7/29号」7面にて詳しく解説します―――

リフォーム産業新聞 7月29日号
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