目の前にある開放的な窓 と、目に入らない屋根や壁の中。その両方で遮熱・断熱効果の高い製品は、しぶとい暑さへの心強い盾になる。
クローズアップ建材 夏対策注目アイテム
全国的な傾向として、年々高湿度かつ猛暑の時期が長くなっており、遮熱対策も広範囲で強力にすることが重要だ。命を守るために必要な喫緊の課題といっても過言ではないだろう。
屋根や内外の壁、開口部である窓と玄関などの遮熱・断熱対策が筆頭に挙げられる。特に、室内に流入する熱の7割を占める窓からの日射熱は切実で、すだれやサンシェードといった手軽なものはもちろん、LOW-Eや真空ガラスといった断熱性能に優れた複層ガラスに交換することで、はっきりと変化を体感することができる。熱中症が最も発生しやすい場所は室内で、全体の4割にものぼるというデータからも、対策が欠かせない。
加えて、やはり屋根や壁の内側にある断熱材といった、暮らしていると見えにくい場所の対策も欠かせない。高性能グラスウールの断熱材や遮熱性鋼板を用いた屋根材、遮熱・断熱どちらにも対応した塗料の採用など、徹底した熱対策により「サステナブルで健康な暮らし」を享受したい。

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