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有識者に聞く、熊本地震の調査を終えて

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業界の有識者が語る≪テーマ: 熊本地震の調査を終えて≫
地盤ゆるく、耐震性発揮せず

耐震研究会 保坂貴司 代表理事◆今週のゲストコラムニスト◆
耐震研究会 保坂貴司 代表理事

 今回の熊本地震で損壊した住宅は、県内で3万4006戸に上った。現地で約200件の被災住宅を調査した耐震研究会(東京都世田谷区)の保坂貴司代表理事に話を聞いた。

地盤の質が明暗を分けた

 現地を調査して、まず思ったのは、これは地盤災害だということです。今回の地震で大きな被害を受けたのは、河川の周りに形成される湿地などの地盤がゆるいエリアや、不完全な盛土が行われた上に建っていた住宅。地盤が沈下したり、盛土が崩れたりすることで、住宅本来の耐震性能が発揮できず、倒壊に至ったと思われケースが多かった。これらは、建築基準法の前提条件をそもそも満たしていなかった可能性があります。

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