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ソーラー工業、水まわり「多能工」育成学校を運営

ソーラー工業
馬飼野守社長
1251号 (2017/02/07発行) 21面
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ソーラー工業 馬飼野守社長ソーラー工業 馬飼野守社長

 ユニットバス、キッチン、トイレなどの水まわり施工を一手に請け負う多能工を育成する「水廻りのリフォーム学校」を運営するソーラー工業(愛知県豊橋市)。職人の価値を底上げしたいと話す馬飼野守社長に、学校の特徴と目指す未来について聞いた。

職人のステータスを底上げする

――多能工の中でも、水まわりに絞り込んだ学校なのですね。

 弊社は太陽光温水器からスタートしたので「ソーラー工業」という社名ですが、早い段階でユニットバス事業を開始し、今ではそれがメーンになっています。当初はユニットバスの組み立て専門でしたが、クライアントの段取りの手間を少しでも解消できればと思い、現場調査から電気・水道・建築工事までを一手に請け負うように。水まわりの多能工を育てたことが、事業の成長につながったことから、水まわりに絞り込んだ学校を開校しました。

―― 学校では何が学べるのでしょうか。

 ユニットバスやキッチン、トイレなどの施工全体の流れを理解できます。具体的には2週間泊まり込みで、仮設工事から給排水・電気工事、設備工事まで、実際の工事を体験できるのが大きな特徴です。疑問点などは写真とメモで残しておいてもらい、毎日の作業終了後の質疑応答で疑問を解決します。コースは、多能工化が必要と考えている経営者向けと、自身が多能工を目指す個人向けの2つを用意しています。

――水まわり工事の最先端の施工を間近で見られるわけですね。生徒は、どういった方が多いのでしょうか。

 多能工を目指す職人から、家電量販店やガス・電気会社の営業マンまで多岐にわたります。工事の現場を知ることで、営業マンも職人との連携がスムーズになる。また、流れを理解するだけではなく、工事の技術を習得したいといった要望があれば、2週間を超えても住み込みのような形で学べるよう、カリキュラムを組み直すなど臨機応変に対応しています。

―― 多能工になれば仕事の幅が増え、職人の収入もアップしますが、そもそも、多能工を増やしたい理由は。

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