AGCコーテック 篠崎久徳 社長
『実は安く済む』広めたい
高耐久性を売りにする住宅用フッ素樹脂塗料「ルミステージ」を販売するのが、AGCコーテック(東京都千代田区)。フッ素樹脂塗料の先駆けメーカーとして、同社で認定する施工店「メイクupショップ」とともに、全国で年間約2500棟の住宅塗装事業を展開する。篠崎久徳社長に、今後の戦略を聞いた。
施工店戦略を転換
――3年前の取材では、認定施工店は700店でした。現在はどのくらいですか。
実は400店ほど。三井昭人前社長が、あくまで施工店の実績にこだわり、絞り込んだ結果です。一時期は、年間施工数が20棟という条件を付けていました。施工件数が少ない施工店には、当時は「外れてください」とお願いしたところもあります。
しかし私たちが言うのもなんですが、プロの方から「性能がいいからルミステージを使いたい」というお声を頂くこともある。そういう会社に、こちらから商品を売らないと言うのも変な話。今は年間の施工件数が数棟の施工店にも入ってもらっていて、以前に施工店だった会社に戻ってきてもらうということもやっています。
―― 三井前社長とは、方針が大きく異なります。
「ルミステージを世に広げていく」という思想は同じ。しかし施工店を絞ってそこをどんどん伸ばしていくということも必要だと思いますが、私はもっと施工店の幅を広げたい、という意味では若干違います。
塗り替え回数を減らす
――メーカーとして、施工店にはどんなサポートをしていますか。

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