Danto Tile 髙橋浩二 社長
中国からの輸入販売で収益性改善目指す
老舗タイルメーカーのDanto Tile(ダントータイル、東京都中央区)が、業績改善のための新戦略を本格的に始動させる。価格競争力のある中国産タイルの輸入販売を始めるとともに、高付加価値の自社製品の開発にも力を入れる。今年4月に新社長に就任した髙橋浩二氏にその展開について聞いた。
ユニット商品にイン
――前期(2016年12月期※ダントーホールディングスの決算数字)の業績は売上高ベースで3.2%減の56億1900万円と最終赤字でした。赤字体質脱却に向けての今後の展開は。
中長期的な売り上げ目標は70~80億円と考えています。5年後ぐらいにはそこまで行きたい。まずは業績を浮かすために輸入タイルを始めます。同業他社さんを見ても、業績がいいところは基本的には輸入タイルですから、うちも当面は輸入タイルを他社に負けないようにやる戦略です。
――具体的な入手先や商品はもう固まっているのですか。
長年、中国ビジネスのコンサルタントをしてきたので、その人脈を活用して良質でコスト競争力のあるものを調達します。商品は、磨きタイルや外壁に張るタイプなどですね。
――輸入品でどのくらいの売り上げ構成を目指しますか。
20~30億円は可能だと思います。そのくらい行かないと経営が難しい。うちも歴史が長いので販路はあります。あとは値段でぶつけるだけだと思います。
――そこで収益性を改善しつつ、国内での取り組みは。

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