野村不動産リフォーム 市川明典 社長
新築マンション事業で業界トップレベルの実績を誇る野村不動産グループ。同グループでは、リフォーム事業の強化に乗り出している。その中心的な役割を担う野村不動産リフォーム(東京都新宿区)の年商は現在約35億円。同社の市川明典社長に、社長就任から2年間の手応えと今後の戦略について聞いた。
社長就任から2年営業効率化を改善
――3月の決算では、リフォームの受注高は好調だったそうですね。
はい。昨年、営業体制を大きく変えたことで、体制が機能し始めるまでに一定の時間を要しましたが、追い上げることができ、受注高ではプラスになりました。
具体的には、営業マン一人あたりの担当エリアを絞り、代わりに取り扱い分野を増やしました。これにより、戸建てやマンション、仲介といった分野を問わず、営業からプランニング、施工管理までを一貫して、エリアごとに完結できるようになりました。
以前は、分野別の縦割り組織。例えるなら、ある担当者のターゲットは戸建て住宅のみで、エリアは千葉全域という感じ。これでは、お客様の志向性や価格帯といったエリア特性を把握しづらく、移動効率も悪い。組織を再編したことで、それらの非効率が解消されました。
――現場の反応はどうでしたか。
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