【マンションリフォーム売上ランキング 2017・注目企業】住友不動産、「マンションで300億円」が目標
本紙が実施した2017年度マンションリフォーム売上高ランキングで159億円のトップとなり、調査を開始した2014年度以来4連覇を達成した、住友不動産(東京都新宿区)。さらに拡大を目指す同社のビジネスモデルと今後の戦略について、新築そっくりさん事業本部・取締役加藤宏史本部長に聞いた。
住友不動産のマンションリフォーム売上高推移
マンションでも「新築そっくり」
――マンションリフォームランキングで4年連続トップとなりました。
まだ威張れる数字ではないですね。今、都市圏においてはストックが増加していますから、それに比例する形で伸ばしていかなければならないと思っています。私どもの前期リフォーム売上高は1200億円ですから、マンションは13%程度です。これを3割にはしていかないといけないです。具体的な目標数値は早期300億円突破です。
――マンションではどのようなリフォームを提供していますか。
私どものリフォームといえば戸建ての定額リフォームパッケージ「新築そっくりさん」が挙げられますが、基本的にはマンションでも同じような形です。具体的にはスケルトンから行い、躯体の状態まで除却して自由にプランニングできるというものです。費用は平米単価×工事面積が基本で、お客様の希望する住設機器などのグレードに応じてさらに金額が加算されます。
――平均単価は1000万円程度とうかがっています。
ボリュームゾーンはそのあたりですが、首都圏では高級グレードの住設機器を入れて1500〜2000万円になることもよくありますよ。
――主な顧客はどういった方ですか。また、なぜそういった顧客が御社を選択するのでしょうか。
基本は持ち家の方です。自分がリフォームをして住む場合に加えて賃貸にして他の人に貸し出すというパターンがあります。これは私どもの特徴なのですが、デザインもできますし、仲介とリフォームのワンストップもできますが、特別それを打ち出していないことがご支持いただいているところだと思います。
お客様が実現したい生活のどこに優先順位を置くかでリフォーム内容は変わりますから、それらに対してどれにでも対応できるところが私どもの強みと考えています。
――300億円という計画は、現状の倍ですがその道筋は。
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