リミア 金子泰章 社長
グリー(東京都港区)の子会社のリミア(東京都港区)が運営する住まいの情報サイト「LIMIA」。開設から2年が経ち、現在はユーザー投稿が中心の4万以上の記事コンテンツを抱える一方、5000以上の専門家が登録する。9月にはアプリ版の月間利用者数が100万を突破し、住まい情報に関する国内最大級のメディアへと成長している。10月から新たに就任した金子泰章社長に戦略を聞いた。
メディア規模が拡大
――2年前の立ち上げ時「住宅版『食べログ』を目指す」とグリーの田中良和社長がおっしゃっていたのが大変印象的だったのですが、現在の状況はどうでしょうか。
実はここ1年は、ユーザー利用を増やしメディア規模を拡大することに力を入れていたので、今はどちらかというと、toCの「クックパッド」的なものと言った方が良い感じです。ただし今後は、事業者情報を網羅する「食べログ」的な要素もやはり高めたい。また人気記事を発信する一般ユーザーと企業とのマッチングなどインフルエンサーマーケティングのようなことも含めて、今後はtoBとtoC、両方の側面を充実させたいと考えています。
――今、LIMIAについて一言で伝えるとすれば、どう表現できるでしょうか。
「住まいと暮らし領域の国内最大級のメディア」でしょうか。一番のウリはカテゴリーの幅広さで、インテリアやDIY、収納、家事、リフォームなど、ユーザーが「いつか自分の家を買いたい」と思っていた頃から、買った時、そしてその後もずっと役立つような情報が揃っています。今(2017年11月取材)時点で記事数は4万2698本で、毎月数千単位で増え、一部LIMIA編集部による製作記事もありますが、今は8割が一般ユーザーからの投稿が占める参加型WEBメディアとなっています。
――LIMIAのユーザーはどんな方が多いのでしょうか。

最新記事
この記事を読んでいる方は、こんな記事を読んでいます。
- 1653号(2025/06/16発行)12面
- 1651号(2025/06/02発行)12面
- 1649号(2025/05/19発行)7面
- 1647号(2025/05/05発行)15面
- 1643号(2025/04/07発行)16面