・パナソニックリフォームが2025年売上500億を必達ラインとして定める
・タブレットによる提案ツール、女性営業マンの増員などで成果を望む
・社内システム統合による経営分析も行い、生産性向上を目論む
パナソニックリフォーム 山本浩介 社長
850の事例、タブレットで提案
「2025年度にリフォーム売り上げ500億円は、あくまで最低ライン」と話すのは、パナソニックリフォーム(大阪府豊中市)の山本浩介社長だ。昨年度の322億円から55%増を目指す同社では、受注単価と営業効率のアップを推し進めている。具体的な成長戦略について山本社長に話を聞いた。
営業提案ツールを開発
主な取り組みは3つ。1つは、「くらしコレクション」の活用だ。これは、ユーザーが抱いている漠然としたニーズにマッチした、ライフスタイル提案をサポートするオリジナルツール。同社が集めた3500のリフォーム事例の中から選別された約850の事例が、営業マンのタブレット端末に収められており、「くらしのアイデア」や部位、キーワードで検索することができる。「くらしのアイデア」とは、「家事ラク」「趣味」、「安心安全」に関するアイデアのこと。
施工事例を見せてヒアリングに利用するだけでなく、各事例の中でユーザーが気に入った部分だけを集めて、簡単にリフォームプランの提案書を作成することも可能だ。同ツールを活用することで、単価アップと営業効率の改善を図っている。

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