・住宅設備機器総合商社の小泉が、事業の多角化を進める
・プロストック、更生工事、高級キッチン等で安定した基盤を築く
・目標はグループ全体で売り上げ2000億、利益100億
小泉 長坂剛 社長
プロ向けの小売店、「プロストック」好調
年商約1400億円の住宅設備機器総合商社である小泉(東京都杉並区)は、安定した経営基盤を築くべく、事業の多角化を進めている。その内容は、プロ向けの建材販売ショップや新築戸建ての提供、高級キッチンの販売など多岐にわたる。長坂剛社長に、前期の振り返りと、今後の事業展開について聞いた。
本業以外の事業も積極的に伸ばす
――前期は住設機器の販売、特にリフォーム分野で苦戦を強いられた会社が多かったようですが、御社はいかがでしたか。
本業である管材については、第1、2四半期が悪かった。第3四半期はちょっとプラスになったが、第4四半期で少しへこんでしまったという感じです。海外を含め、全体で見ると多少は伸びていますが、下期の苦しさは想定外でした。
――だからこそ、景気状況に左右されない足腰の強さが必要だと。
私どもの言葉で言うと、足腰の強さとは、管材がベースになります。多少売りが下がっても利益をきちっと取れているので。現状は、全体売り上げの17%か18%くらい。でも、利益で見ると3割近くいっています。
ただ、人口がこれだけ減っているわけですから、従来のビジネスだけでは、現状維持か多少伸ばしていくくらいが恐らく限界。そのため、本業以外の部分も積極的に伸ばしていきたい。その1つが「プロストック」です。
――建材をプロ向けに現金販売するお店ですね。

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