・買取再販で成長を続けるイーグランド、成長の要因を江口久社長に聞いた
・利益率上昇の理由は、仕入れの比重を任意売却においているため
・任売の仕入れは50人強の営業マン、今後は育成に力を入れていく
イーグランド 江口 久 社長
首都圏のマンションを中心とした買取再販で成長を続けるのがイーグランド(東京都千代田区)だ。前期は947戸を販売し、大台の1000戸が目前に迫ってきた。成長の要因を江口久社長に聞いた。
粗利15%確保目指す
――前期は販売戸数で10%の成長でした。
年商も好調で11.1%増の205億4000万円でした。それ以上に利益が良く、営業利益は14.5%増の14億1000万円、経常利益は17.9%増の11億9000万円でした。
――なぜ利益率が上がったのでしょうか。
物件の仕入れのウエートを競売から任意売却(一般の不動産仲介)に切り替えているからですね。現在の比率だと競売3、任売7です。今はとにかく不動産の競売が少ない。競売が仕入れの大部分を占めていたリーマンショックから比べると3分の1くらいしかないと思います。さらに、参入企業が増えて、希望する金額で落札もしにくくなりましたね。
――任意売却の方が、利益率が高いと。

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