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庭専門店ネットワーク「庭チャンネル」座談会 ~庭メンテナンスビジネスの可能性~

北陸園芸×熊宮庭苑×ファームガーデン
村本 宏斗 社長×熊宮 照男 社長×飛田 正樹 社長
1326号 (2018/08/27発行) 8面
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要約すると

・全国約40社が加盟している、庭の専門店ネットワーク「庭チャンネル」
・同団体の中心メンバー3人が集結し座談会を開催
・庭メンテナンスの重要性や可能性について話を聞いた


「庭チャンネル」座談会
―庭メンテナンスビジネスの可能性―

 庭のメンテナンス事業は顧客との接点として有効な上、リピート率も高い。ただ、積極的に取り組む住宅事業者は少数であり、本業との連携に生かせてないのが現状だ。そこで今回、庭メンテナンス事業を全国展開する庭チャンネルの中心メンバー3人が集結。庭メンテナンスの重要性や可能性について話を聞いた。

北陸園芸  村本 宏斗 社長北陸園芸(石川県能美市)
村本 宏斗 社長

1993年創業。フラワーショップ「Draw:Garden」で独自ブランドを立ち上げ、ブライダル産業向けの植木の卸も行う。

熊宮庭苑 熊宮 照男 社長熊宮庭苑(熊本県熊本市)
熊宮 照男 社長

2001年創業。5年前に、ガーデンとエクステリアの専門店「オレンジガーデン」を立ち上げた。
公共工事も行う。

ファームガーデン  飛田 正樹 社長ファームガーデン(茨城県下妻市)
飛田 正樹 社長

2003年に創業した社員10人ほどの会社。
茨城県内で、エクステリアガーデンの設計や施工を行う。

庭のメンテは住まいに影響

――庭は住まいを構成する重要な要素でありながら、きちんとしたメンテナンスが行われていないケースが多いです。メンテナンスを中心とした事業ネットワークを作った意味は大きいですね。

村本 私は一時期、メンテに力を入れませんでした。それは、メンテの単価が低く、儲からないからです。ただ、顧客と継続的に関係を持てるのが魅力です。

――家の外装塗装も、いわゆるメンテナンスですよね。外壁の色と庭の雰囲気は関係しますから、連携すべきではと感じます。

村本 現在は切り離して「うちは庭をやっていない」というリフォーム会社がほとんどかなと。建築会社やリフォーム会社とタッグを組めたらいいですね。

―― そこができれば顧客の満足度が上がりそうです。

熊宮 庭って、見て癒されたり、そこでバーベキューしたりと色々な活動をすることができるので、人に与える影響は住まいの中でも大きい。当然庭木が伸び放題だといい気分はしません。そこで必ず必要なのはメンテナンス。しかし、どうしても住人だけではメンテできない部分があります。そこはプロに任せないといけません。庭の分からないところをアドバイスする存在が必要です。

―― ただ、プロに頼むという行為がまだ一般化してないですよね。

飛田 枝を切る、という行為をお客さん自身がやると、何でもよいから切ってしまえとなり、きれいにはならない。木は切れば切るほど大きくなります。

――切ったら切っただけ伸びるとは驚きです。

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