・「リノベ不動産」を運営する和久環組の鎌田社長にインタビュー
・加盟店増加の理由は、建築全般のノウハウを提供できること
・24時間体制で、加盟店からの問い合わせに答える
和久環組 鎌田友和 社長
中古住宅への関心高まる
加盟店が200店舗を超えた国内最大級のリノベーションボランタリーチェーン「リノベ不動産」。前期の約100店の加盟数が、1年で100店近く増えたことになる。順調に加盟を増やしている理由は何か。リノベ不動産を運営する和久環組(神奈川県横浜市)の鎌田友和社長に聞いた。
成長の秘訣とは
――加盟店が1年間で100店ほど増えていますね。なぜこんなに増えているのでしょう。
外部要因だと思っています。不動産会社からしたら新築ではなく、中古という流れがあります。そこに対応するコンテンツを自社で持たなくてはいけないという危機感が結構強いと思います。
工務店からすると、不動産ができない工務店は厳しいということがあって、他とは差別化できるような不動産を取り扱いたいという気持ちがあります。リノベ不動産は、商品のパッケージだけでなく、中古住宅を取り扱うノウハウも提供できることが強いです。
――ただ、他にも同様ネットワークがある中で、御社は拡大のスピードが速い。加盟を決める決定打は何でしょう。
不動産からしたら施工事例があることです。見積もりの出し方、発注の仕方、建材をどうするかなど建築全般のノウハウも提供できる。施工の基準も設けているので、初めてこの事業を行う方でもできる状態になっています。
――しかし、事例があっても再現性の問題が残ります。施工が伴うリノベーション事業の場合、その部分のハードルが高いと思いますが、どう解決していますか。

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