【インタビュー】日本SHOKUNIN総研設立、職人のビジネススキル資格開始
日本SHOKUNIN総研
大川祐介 理事長
1336号 (2018/11/12発行) 21面
一般社団法人日本SHOKUNIN総研 大川祐介 理事長
"技術"だけではない能力構築へ
ショップやオフィスの企画・設計・施工を行うユニオンテック(東京都新宿区)の大川祐介社長が、"業界の地位向上"を目的に、一般社団法人日本SHOKUNIN総研を設立。建設業に特化した新たな資格制度を立ち上げた。その理由や、今後のビジョンなどを聞いた。
建設業に特化した資格を創設
――10月1日から試験が開始した「建設パーソナルキャリア検定」とは、どのような資格でしょうか。
内閣府認可の一般財団法人職業技能振興会と一緒に立ち上げた、建設業界に特化したビジネススキルを評価する資格です。建設業で働くうえで必要な現場作業や社内業務に求められる基本姿勢を中心にコミュニケーション能力や品質・工程・原価の基礎スキル、自己のキャリア形成にいたる幅広い知識を評価します。
――建設業では、国土交通省の建設キャリアアップシステムなどの資格もありますが、どこが違うのでしょう。
キャリアアップのような技術スキルの評価も大切です。しかし、職人さんは頼まれた仕事をするだけでなく、それに加え、プロフェッショナル意識があって、コミュニケーション力が高く、人に安心、満足、感動を与えられるようにならなくてはいけないと思っています。仕事はできるけれど口下手で...のままでは、いつまでたっても「次もあなたにお願いしたい」とはならないですから。
――パーソナルキャリア検定は、初級編ですね。

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