長尾木鋼 長尾英二 社長
換気、防犯、ペットがキーワード
コロナ禍の下、長尾木鋼(愛知県北名古屋市)が展開する、ナイフでもハンマーでも破れない網戸「ソリッドフロー」が販売を伸ばしている。なぜ今、機能性網戸が注目を集めるのか。ニーズの背景や商品特徴を長尾英二社長に聞いた。
「換気」を背景にニーズが拡大
――ソリッドフローの売上が伸びているそうですね。
今年の5月、6月は前年同月比で200%伸びました。増えているのは、エンドユーザーからの受注。掃き出し窓1枚と腰窓2枚で、1世帯3枚くらいの受注が多いですが、玄関用のニーズも高まっています。
――感染対策のキーワードである「換気」が、ニーズの背景にあるのでしょうか。
大きいと思います。さらにソリッドフローは、防犯性と強度も兼ね備えているので、安心・安全に換気ができるとして、住宅以外では幼稚園からの受注も増えました。あとは、猫を飼っているユーザーからの受注も多いですね。猫が網戸を登ると、網目が伸びたり裂けてしまったりするのですが、ソリッドフローの強度なら、猫の爪も平気です。自宅で過ごす時間が増えたことで、ペットの快適性に注目する人も増えているようです。
――とはいえ、認知が広がらなければ注目されません。コロナ禍に合わせて、何か新しい広告戦略などを実施されたのですか。

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