セカイエ 藤井雄規 執行役員
クロス需要高まり、今期18億円計画
2012年よりリフォームECサイト「リノコ」を立ち上げ、運営するセカイエ(東京都港区)は、今期リフォーム売上高が前期比約20%増の18億円に到達する見通しだ。昨年の緊急事態宣言後、リフォームの問い合わせ、受注率ともに増加し、新たな需要も獲得。藤井雄規執行役員にリフォーム事業の取り組みを尋ねた。
【レポート/編集部 高田遥介】
施工店向けweb面談開始
――前期リフォーム売上高はどうでしたか。
会社全体で30億円、リフォームだけで15億円ほどでした。6月末決算ですが、緊急事態宣言明けの5、6、7月に問い合わせが増加し、それの一部が今期の数字として上がってくる見込みです。予想では18億円です。
――問い合わせ件数はどのリフォーム会社も多かったと伺っています。
2019年の同時期と比較して1.2倍になりました。数字だけ見たら急増というほどではないですが、受注件数は同1.5倍に伸びたのです。ですので、結果的に成約率も上がりました。
増えたリフォームは、内装、トイレ、洗面などの少額工事。金額でいうと20万から30万円くらい、カードで決済できる単価のリフォームです。施工件数は年間3000件程度ですが、例年と比べ内装関連( クロス・床)の依頼が増加し、5ポイントほどシェアが上がっております。
――クロス交換が増えたというのは、リモートワークや在宅時間の増加と関係ありそうですね。
リモートワークの影響で、オンライン会議の際に映る壁紙の背景を変えたい人、気になって問い合わせした人が増えたと思います。水まわりも、在宅時間が増えて使うことが増え、より便利なもの、新しいものに変えたい人が私どもにご連絡をしたのかなと予想します。
――非対面営業が進んだことで、貴社のようなリフォームECは今後需要が伸びそうですね。

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