リノベプロジェクト 谷口哲也 社長
買取再販事業を手掛けるリノベプロジェクト(東京都目黒区)は、「ペットリノベーション」など独自のコンセプトを打ち出した物件の販売に注力している。前期の年間売上高は8億円になり、38戸を販売した。ビジネスモデルについて、谷口哲也社長に話を聞いた。
【聞き手/編集部 後藤梓】
ドッグ事業の会社も経営、ノウハウ生かす
――買取再販事業の特徴は。
中古の戸建て住宅やマンションの一室を購入し、一般ユーザーの居住用リフォームをして販売しています。首都圏内をエリアに定め、特に東京都と神奈川県内の住宅を仕入れています。平均販売価格は、2000万円前後です。
――コンセプトの設定がユニークですよね。
主に3つのコンセプトでリノベーションをします。「ペットリノベーション」では、犬の健康やユーザーが犬と快適な生活が送れるような工事をします。ほかには、伝統的な日本建築特有の太い梁や柱を残し、新しいものを加え味わいを保つ「ヴィンテージリノベーション」、ガラスボールの洗面化粧台を置くなど、単身や2人で暮らす世帯が住むような少し狭い物件に遊び心も取り入れた「シングル向けリノベーション」を打ち出しています。
――特に人気なものは。
前期は19戸販売し、4億1000万円売り上げた「ペットリノベーション」です。ペットとユーザーの暮らし方にこだわるのは珍しいと、売れ行きは好調です。今後は戸建てや築年数が古すぎない物件も探し、さらに販売数を増やしたいです。
――犬の健康やユーザーが生活しやすいよう、どんな工事をしていますか。

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