あらかじめ工場で生産されたPCパネルと呼ばれる鉄筋コンクリートパネルを、施工現場で組み立て一体化するWPC(Wall Precast Concrete)工法の住宅を全国販売している百年住宅(静岡県静岡市)。1975年の創業から累計2万棟を超える施工で、2021年度の売上は83億円と好調だ。中嶋雄社長に、コンクリート住宅に特化する理由と、一昨年12月から開始した加盟店ネットワーク「日本コンクリート住宅の会」設立の経緯などについて聞いた。
コンクリート住宅専門ビルダーとして
津波でも流されない家を全国へ
中嶋雄社長
──WPC工法を始めたきっかけを教えてください。
私の父が1975年に創業したとほぼ同時にWPCに出会い、コンクリート住宅の展開を始めました。
その後、自社で展開するため、百年住宅という屋号に変え、PCパネルを自社工場で製造。大臣認定を取得して、独立しました。
工場で製造するPCパネル
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