長野県でリフォーム売上高24億6000万円を売り上げるサンプロ(塩尻市)。昨年は新たなリフォームモデルハウスをオープンし、性能向上リフォームを打ち出した。今年のテーマは、高気密高断熱を基本とする「高性能住宅」の強化だ。青栁弘昭社長は「高気密、高断熱改修の市場は、今後より伸びていく」と述べる。
性能向上リフォームに注力
全館空調システムを導入
青栁弘昭社長
オフィス改修も強化へ
モデルハウス完成
フルリノベした上田市のモデルハウス「紬」
――高気密・高断熱リフォーム強化をあげました。昨年9月、上田市にオープンしたリノベーションモデルハウスがまさにそうです。
モデルハウスの計画自体は昔からあり、研究開発は進めてきました。私どもは注文住宅など新築事業も行っていますが、全国的に受注、完工棟数が減っている。幸い、私どもは順調に数字を伸ばしており、年200棟以上施工しておりますが、いずれ天井がくると思っています。
そこで、これまで新築住宅のフィールドで培ってきたノウハウを生かしていきたい。その1つが、既存住宅の高気密、高断熱リフォームです。
今回のリノベーションモデルハウスでは、住宅と健康をテーマにさまざまな取り組みを行っています。その1つが、全館空調システムを施したことです。これにより、エアコン1台で温熱管理することができます。このシステムは、東京大学の坂本雄三名誉教授監修のもとで導入しました。
モデルハウスは、性能そのものと他との違いを体感してもらう場所です。モデルハウスなら既存住宅そのままの環境と、リノベ後の環境を比較、体感してもらうこともできる。今回は、あえて無断熱の部屋も用意しました。デザインだけでなく、全ての面で「サンプロクオリティ」を体験してもらえます。

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