今年4月、タカラスタンダード(大阪府大阪市)の新社長に小森大氏が就任した。同社としては21年ぶりの社長交代、さらに前任の渡辺岳夫氏より12歳も若いトップの誕生は、業界でも大きな話題を呼んだ。小森氏は、「地域の流通店などとの結びつきを強化し、力を合わせて業界をより良いものにしていきたい」と意気込む。
【聞き手/本紙社長 加覧光次郎:7月4日取材】
流通・リフォーム店との関係強化
未来に続く新しいタカラをつくる
小森 大(こもり まさる)社長
1970年生まれ。1994年にタカラスタンダード入社。06年岡山支店長、10年本社営業本部営業課長、13年に埼玉支店長を歴任。その後、19年東京支社長、20年執行役員、23年4月に常務執行役員、6月に取締役に就任。2024年4月1日付で代表取締役社長に就任。
首都圏売上1.8倍
──社長就任後約3カ月が経ちましたが、全国を飛び回られているようですね。
8月末をめどにコアな代理店さんは全部回りたいと考えていて、7割方終わりました。昨日は仙台から、山形、青森を回って、青森では滞在時間が2時間半しかありませんでした。この間の沖縄でも、さすがに一泊はしましたが、翌朝には鹿児島に入るため滞在時間20時間ですよ。
──振り返ると、昨年6月末に取締役になられてわずか9カ月で社長就任とは、ずいぶん早かったですね。

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