2000年の「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(品確法)施行とともに住宅性能評価機関として設立したハウスジーメン(東京都港区)。各種の瑕疵保険提供しているなか、構造や防水に対する定期メンテナンスを行う延長保証保険の受注件数がここ数年、対前年度比で2桁伸長している。住宅事業における保険の今後の可能性について、道下佳紀社長と江間隆太執行役員保険管理部長に話を聞いた。
アフター対応本格化の兆し
既存住宅メンテ市場の火付け役に
江間隆太執行役員 保険管理部長 |
道下佳紀社長 |
──住宅瑕疵担保責任保険の延長商品の販売数が伸びているそうですね。
道下 そうです。住宅瑕疵担保責任保険が初めて10年目を迎える2019年を見越して2016年から提供しています。新築からの保証を引き継げて構造や防水を含めた建物全体が保証対象です。
江間 ただ、提供当時は事業者も新築に特化して10年後のメンテナンスを取っていこう」というマインドが今ほどなく、あまり売れていませんでした。うまくいっている住宅会社はアフター部門を別に設けていますね。

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