リフォーム産業フェア+工務店フェア2013セミナーリポート(7)
リフォーム産業フェア+工務店フェア2013 in 東京ビッグサイト
フェアで行われたセミナーを紙面で紹介しています!第7弾は、はるばる北海道から講義にいらしていただいた副都心住宅販売です!
副都心住宅販売 佐藤直樹 社長
≪セミナータイトル≫ 1000万円超のリフォームが取れる新しい既存住宅流通「認定中古住宅」とは
平成元年に不動産売買・賃貸の仲介、管理業として創業した副都心住宅販売。平成5年には建築・リフォームの子会社コーディが設立され、消費者ニーズに応える不動産業と建築・リフォーム業の融合を目指している。
不動産会社とリフォーム会社が相互連帯
札幌から参りました佐藤です。私どもの会社は創業がバブル崩壊後の平成元年で、お金も知名度も人もいない状況で、創業時はなかなか大変でした。最近では不動産売買年間1500件のうち1200件が中古住宅の取引で、残り300件ぐらいが住宅用地の仲介、これは札幌市場の中古住宅の2割ぐらいのシェアを占めております。
また平成5年からコーディというリフォーム会社をはじめましたが、当初は不動産売買の仲介時に少しでも第一印象をよくするための「売るためのリフォーム」をする子会社でした。ただ10年ぐらい前から、不動産、リフォームと単体としてではなく、相互に融合させた展開を行っています。
例えば、買い手には必ず予算がありますが、仮に予算2000万円といったら、不動産業者は普通2000万の物件を紹介するんですね。しかし私どもは、1500万の不動産に500万のリフォーム、極端な話、1000万の物件に1000万のリフォームを提案したりします。
合計の予算は同じですし、またよくあるのが「お子さんの学区内で」など地域を指定されたりすると新築では結構、いい物件がない。でも築10年でも30年でも、きちんとリフォームすれば快適に安心して住めたりする。お客様の立場で考えるとそちらの方が希望に合っているわけで、そちらを選ばられるんですね。
ただ正直、流通は手離れが早い方が効率良く件数が稼げます。でもこれからの時代、「消費者目線」で仕事をしないとダメです。そのためには手間も時間も知識も余計に必要ですが、それを考えていかないと淘汰されてしまうと思っています。
適正な既存住宅の流通が市場の活性化につながる
リクルートさんが、6、7年前に行った中古住宅のイメージを尋ねるアンケートの中に「中古として市場に出ている価格が正しいのか分からない」とか「中古は見えない部分が不安だ」との意見があり、とても印象に残っています。
消費者としては表面的な見栄えや設備等は分かるけど、床下がどうとか、断熱や耐震性能は大丈夫なのかとか、見えないところが分からないし、業者から満足のゆく説明をされたことがない。だから中古は怖い、新築を選ぶ、という話です。―――――――――――
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