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ミサワホーム、中古再販年間80~100戸販売

ミサワホーム、中古再販年間80~100戸販売

ミサワホーム
長谷川浩司課長 ストック事業本部 法人・不動産開発部 MRD・不動産流通課
1142号 (2014/10/28発行) 16面
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ミサワホーム 長谷川浩司課長

ミサワホーム 長谷川浩司課長 ストック事業本部 法人・不動産開発部 MRD・不動産流通課

リフォームのモデルルームにも活用

 ミサワホーム(東京都新宿区)はストック事業強化の一環で、中古住宅の買い取り再販事業を展開している。近年は年間80~100戸の販売実績があり、ハウスメーカーの中ではトップレベル。事業責任者の長谷川浩司氏に戦略を聞いた。

年2000戸が流通

ビジネススキームの概要

―― 中古の住宅を買い取って、リフォームしてから再販するというビジネスですね。

 2013年度では79戸を販売して、売り上げは15億円ほどでした。79戸のうち53戸がミサワの建物で、26戸がそれ以外。「それ以外」の物件はマンションが多いです。

―― どうしてこのような事業を始められたのですか。

 ミサワホームのストックは56万戸あり、年間約2000戸が不動産市場で流通しています。総ストックの0.4~0.6%くらいですね。流通している物件のうち、グループで買い取る、あるいは仲介で関わっているのが2割弱。約8割は他の不動産会社に流れているんです。

 自由競争なのでしかたがないと思いながらも、ユーザーさんにとってはデメリットが多いのではと。それで事業を本格化しました。

――デメリットというと。

 私どもがお手伝いをさせていただいた方が、買った後のリフォームなどもスムーズです。独自の工法をよく分かっていますから。それに買い取りする際は独自に建物を査定しますので、築20年経ったら価値はゼロというようにはなりません。

―― こういうスキームがあれば、これから新築を買う人にもメリットがありますね。売却することになっても買い取ってもらえますから。もともとミサワホームグループでは中古住宅流通事業を手掛けていたんですか。

 大きいディーラーが20社くらいあるのですが、そこに不動産部門があるんです。基本は新築を建てる土地を用意するのがメーンの事業です。今はそれだけでなく家を売りたい人に対しては買い取りか、仲介を提案しています。

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