建デポ 小森哲郎社長
64店舗展開する住宅資材のプロショップ「建デポ」が拡大に向けて動きだした。LIXILの一事業だったが、10月1日に分社化し「株式会社建デポ」を設立。社長にはアスキー、カネボウの再生で手腕を振るった小森哲郎氏が就任し、「5、6年で、FC含めて1000億~1500億円の売り上げを目指す」と意気込む。
開始6年で300億
――資本金の出資比率はユニゾン・キャピタルが66%で、LIXILが34%。今分社化され、小森さんが建デポの社長になられたのはどのような背景があったのでしょうか。
一度外へ出て、全く新しい目で直すものは直し、仕組みを整えようということです。それと、建デポは営業時間やパートさんの位置付けなど、他のLIXILの事業と違っていて、縛りや制約がなくなった方がいいということもありました。
――建デポはプロ向けの資材ショップで、LIXILの一事業として2009年にスタートしました。売上高は300億円ですが、営業利益はまだ黒字ではありません。
順調に売りも収益も改善してきています。ただスタートから6年で300億はすごい。この事業には磨けば光る潜在力があります。海外のホームデポなんかを見てますとね、かなりポテンシャルがある。潮田さん、LIXILには先見の明があります。
――小森社長はマッキンゼーのコンサルタント出身で、カネボウやアスキーの社長も務め企業の再生に腕を振るってきました。
「プロの立て直し屋さん」です。

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