JACOF 大久保誠二社長
コンテンツ追求で反響率は1%超に
リフォーム事業を行うシェアテック(千葉県袖ケ浦市)は、web製作会社Max Line(大阪府吹田市)と共同で、新会社「JACOF(ジャコフ)」を設立。インターネットの自然検索のみで集客するノウハウの提供を開始する。屋根・外壁工事のポータルサイトを9つ運営し、インターネット集客での高い実績を誇るシェアテックの大久保誠二社長に、新会社の取り組みについて聞いた。
継続が反響に
――リフォームの集客を、すべてインターネットで行っておられます。インターネット集客に目をつけられた理由は。
2009年の創業当時は、チラシの配布や飛び込み営業など、さまざまな集客方法を試していました。その1つがHPで、ブログや施工事例などを毎日更新していると、10カ月を過ぎた時に、いきなり10件の問い合わせがきたのです。それ以前はHPからの問い合わせは0件でしたから、不思議に思うと同時に、HPに明るい可能性を感じました。そこからHP集客に注力するようになり、企画・デザイン・ライティング・SEO対策まで社内で行えるよう、web製作の事業部を立ち上げたのです。
――外注は考えなかった。
問い合わせにつなげるためには、ユーザーの不安や疑問まで解消するような魅力的なコンテンツが必要です。ユーザーが、リフォーム業界のどういったところに不信感を感じていて、どんな内容が知りたいのかは、現場を知っている私たちが一番分かる。リフォームを考えているユーザーに響く、そうしたコンテンツは、web製作会社任せでは作れないと考えました。
――HPを作られてから2年後には、広告をすべてやめてHP集客だけにシフトされている。それだけの反響があったのでしょうか。
広告をやめた頃で月間30件は問い合わせが来ていました。昨年の問い合わせ数は2250件。うち、6割ほどが契約につながっていて、売り上げは連結で約6億2000万円です。反響率も上がり続けていて、HPに訪れたユニークユーザー数からの反響率は約1.17%です。

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