クリナップ 藤本眞一取締役営業本部長
キッチンを中心とした水まわり専業メーカー、クリナップ(東京都荒川区)。前期は、画期的な「流レールシンク」を装備した「クリンレディ」の売り上げ増を実現した。高級キッチン「S.S.」へのこのシンクの標準装備、洗面台「S」への水平展開で売り上げ増を狙う同社の戦略を、藤本眞一取締役営業本部長に聞いた。
画期的シンクが好評
―― 前期の業績を見ると、リニューアルしたクリンレディの売り上げが伸びています。
数量、金額ともに前年同期比でアップしています。これまでになかった全く新しいコンセプトの「流レールシンク」を搭載したことで、購入後の満足度はそれ以前から10ポイント以上アップしています。非常に好評です。ただ、もっと売れてよい商品だと考えています。
―― もっと売れるためには何が必要なのでしょう。
水流によってゴミが流れていく様子を購入前に消費者の方に体感してもらうことが必要でしょう。全国のショールームへの設置は急ピッチで進んでおり、実際にショールームで体感いただける消費者の数を増やすことが売り上げに直結すると考えています。
―― やはり、これまでになかった商品ですから、体感してもらわないと購入の決断の決め手にならないのかもしれませんね。

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