リフォームセールスマガジン2014年9月号
『女性が活躍するリフォーム会社』
積水ハウスリフォーム
田中祥子 神奈川南営業所リフォームアドバイザー
小学4年生になる息子さんを育てながら、週休3日制で働くリフォームアドバイザーの田中祥子さん。限られた時間の中で成果を上げ続ける彼女に、仕事と家庭を両立するポイントを聞いた。
週休3日、会社で仕事ができるのは、せいぜい19時まで。時間が制限される中活躍を遂げ、去年は社内表彰も受けたリフォームアドバイザーの田中祥子さん。
子供がまだ保育園児の頃は、18時には必ず退社。何分の電車に乗らなければお迎えに間に合わないというギリギリのタイムスケジュールの中で仕事をしてきた経験が今も生きている。前日に資料や見積書といった翌日の商談準備を徹底しておくこと、始業の1時間前に出社し、効率的に時間を使える朝に仕事をするなど工夫することで、業務の密度を濃くしている。
「優先順位を決めること、夕方の予定が突然入っても大丈夫なように、アポは午前中に入れるなども心掛けています。私が担当するお客様は年代も高め。既に定年退職されている方も多いので、平日の商談も快く受けいれてくださる方が多いのは有り難いですね」
営業力の秘密はリフォーム提案を顧客毎にこまめに行っていること。また訪問活動で施主との関係性を築いている点だ。田中さんは、担当エリアを2~3月に1回、こつこつと巡回している。
「今は予算的に叶わなくても、将来的にリフォームしていただけるよう長期の提案をしています。3年前に白アリなどの工事をやっていただいた二世帯住宅のお客様から、タイミングがきたので3年越しに外部改修の依頼を受けました。それに合わせて、1階に床暖房とLEDの工事を追加され、親世帯の要望も実りました」まめに巡回し提案していくことで、顧客との関係性を築き、受注につなげる。
リフォーム営業は周りの協力なしでは成り立たない。同僚や職人の得意分野を確認しておき、分からない時、「このことについてはこの人に聞こう」と決めている。感謝の気持ちを大切にし、「いつもありがとうございます」の言葉を忘れないようにする。
同社に転職したのは5年前。子供が3~4歳になった頃、リフォーム営業というハードな仕事でも週休3日なら働けるかもしれないとの思いで踏み切った。週に3日ある休みは家事・子育て・そして自分の時間に上手く振り分け、残りの4日間を仕事に全力投球している。家族との団欒が仕事のモチベーション維持につながっているそうだ。
≪田中さんに5つの質問≫
何故働くのか 働いていることが普通なので、働いていないと不安。生涯現役が目標。
休日の過ごし方 のんびりと過ごすことが多い。ママ友の紹介で始めたヨガの教室に行くことも。
リフォームの仕事で最も大切にしていること 生活している姿をイメージして提案すること。お客様への押しつけにならないようにも気を付ける。
モチベーションアップに欠かせないもの 家族が喜んでくれると"頑張ろう"と思う。
若手女性へのメッセージ 子供が0~1歳の頃は2度と戻ってこない大切な時間。優先することも大切。
この記事はリフォーム営業マンを応援するビジネス誌
『Reform Sales Magazine リフォームセールスマガジン』 から抜粋しました。
(毎月15日発行/A4サイズ/28ページ/オールカラー)
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