有料会員登録で全ての記事がお読みいただけます

時短勤務でも主力デザイナーとして活躍!...

時短勤務でも主力デザイナーとして活躍!通勤タイムの活用が効率化のカギ

リフォームセールスマガジン (2014年9月号) 10P
このエントリーをはてなブックマークに追加

リフォームセールスマガジン

リフォームセールスマガジン2014年9月号
『女性が活躍するリフォーム会社』

OKUTA 石川春奈 インテリアアドバイザーOKUTA
石川春奈 越谷店設計施工部デザイナー課インテリアデザイナー

産休・育休を経て、職場復帰。16時半退社という時短勤務制度を活用しつつも、これまでとほぼ同質・同量の仕事をこなしているOKUTAの石川春奈さんを紹介する。

 時短勤務のため、1~2割ほど担当する案件は減ったが、実質的には、育休前とほぼ変わらない質と量の仕事をバリバリとこなしているデザイナーの石川春奈さん。同時進行で担当する案件は月に2~3件。約300~2000万円の価格帯が中心だ。現在、予算1300万円のマンションのスケルトンリフォーム案件も進行中で同社の主力デザイナーとして活躍している。

 石川さんが心掛けているのは、他のスタッフに迷惑をかけないよう、子どもの体調不良など急なアクシデントに備えて、ギリギリの計画は立てず、スケジュールを必ず前倒しで進めている点。また、社内ではデザイン業務に集中できるよう、片道1時間20分の通勤時間は、一日の段どりや、メールチェック、資料検索などに充てる。時間がいくらあっても足りないデザインのプランも、落としところがほぼ決まったら、あえて時間を決めてキリをつけるよう心がけている。こうして時間の使い方を工夫することで、仕事にもメリハリがつき、より効率よく仕事をこなせる。

 育休中もスムーズに職場復帰できるよう、準備を進めた。クラウドで社内の情報を逐次チェック、ミーティングにもできるだけ参加し、会社との接点を保った。マネージャーからもこまめに連絡があり、保育園選びなどその都度相談することで子育てと仕事の両立への不安も減り、無理のない復帰につながった。復帰後は、育児経験のあるスタッフが在籍する越谷店に異動させてもらい、家庭との両立に最適な環境で再スタートを切ることができた。育児面も今のところ順調だ。ご主人がフレックス制の仕事なので子供の急病などで保育園から呼び出されても、どちらかが対応できる比率がぐっと高まるので助かるという。

 時短で働く石川さんだが、できるだけ現場に出向き、細かな仕様の確認など顧客とのコミュニケーションを大切にしている。新商材の勉強や、社内の研修を利用してスキルアップの時間も確保できているという。オンとオフもしっかりわける。プライベートでは仕事を忘れ、家族との時間を楽しむこともいきいきと働くための秘訣だ。

 「やりがいがあり大好きな仕事なので、いつでもベストを尽くせるよう常にニュートラルな状態でいることを心がけています。家庭と両立させながら、長く仕事を続けていくためには無理をしないことが大切です」(石川さん)

OKUTA 石川さんの一日

片道1時間20分の通勤は格好のウォーミングタイム

通勤中は、仕事の準備時間に充てる。スマホの機能を駆使し、メールのチェック・返信・資料の検索など。通勤中に仕事の段取りをしておくことで、出勤後、デザインの仕事にスムーズに取り掛かれる。

 ≪石川さんに5つの質問≫ 

何故働くのか 仕事がとにかく好きでやりがいを感じる。生涯年収を考えても仕事を続けたい。

休日の過ごし方 最近は、少し時間に余裕ができてきたのでガーデニングをちょこちょこと。

リフォームの仕事で最も大切にしていること 営業担当と現場担当の間に立ちながら、何でも相談してもらえる顧客の味方でいること。

モチベーションアップに欠かせないもの 仕事を家にもちこまない。考えすぎない。メリハリをつける。休める時はゆっくり休む。

若手女性へのメッセージ20代はがむしゃらに。デザインの仕事は経験量で技量が決まってくるので、結婚、出産までにある程度土台を作っておくことが大切。


この記事はリフォーム営業マンを応援するビジネス誌
 『Reform Sales Magazine
 リフォームセールスマガジン』 から抜粋しました。
(毎月15日発行/A4サイズ/28ページ/オールカラー)

オンライン書店「リフォームブックス」で購入が可能です 年間購読料 6,000円 税・送料込

この記事の関連キーワード : OKUTA スケジュール スマホ ミーティング リフォマガ 両立 商材 時短 研修 育児 顧客

毎日ニュース配信中!リーフォーム産業新聞公式LINE

リフォーム産業新聞社の関連サイト

閉じる