看板プランナーの発想力に学ぶ
~リフォームセールスマガジン12月号~
ファッションや料理がヒントにした『ひとさじリッチ』リフォーム
光テック(高知県)
プランナー
夕部美子さん
『リフォームはこんなに楽しい』と顧客に伝えるために、夕部さんが決まって使っているフレーズがある。それが「ひとさじリッチリフォームしませんか?」という言葉。リフォームだってファッションと同じで、ひとさじ加えることでうんと素敵になる。洋服を選ぶようにクロスや照明をワクワクしながら一緒に選びませんか、そんなふうに話しているという。
≪リフォーム = ファッション≫は夕部さんにとって、決してたとえ話ではない。とりわけアパレルファッションが大好きで、洋服のデザインや配色は、自身のリフォームプランに大いに役立っている。次ページで紹介する施工事例もその一例だ。
「キッチンの壁と天井をひと続きのボーダーにしたのですが、これはひとつに、私がボーダーシャツが好きだということがあります(笑)。もうひとつは、少し前のファッション誌で、モデルの富岡佳子さんの自宅インテリアを公開していたのですが、そのときのモノトーンの色調の部屋に黒×白のボーダー柄の壁紙がとても印象的で...。ただ、お客様の提案に黒と白は難しいと思ったので、明るい色の掛け合わせにしました」。
『ひとさじリッチリフォーム』という言葉もファッションから発想したものだ。
「お洋服はシンプルが格好いい。でもその中にハイファッションのアイテムを1点取り入れるとさらにセンスアップします。これはファッションの定説ですよね。私はリフォームもまったく同じだと思うのです」。
カフェ風キッチンをボーダー柄で明るく
「施主の奥様はとても明るい雰囲気の方。そしてご希望が「明るいキッチンのなかでお料理したい」「対面キッチンにしたい」ということでしたので、カフェ風なキッチンをイメージして、内装を思い切って大胆にイエロー×アイボリーのクロスを300㎜ピッチで壁から天井まで統一して貼り分けしました」。
細かいデザインにもこだわった。そのひとつが、天井部分。うすいグリーンに角材で段差をつけ、細いボーダーに似たアクセントを施した。さらにダイニング側の一番端には黒いラインをつけ、引き締め効果を演出している。
「うれしいことに、このお宅の次男さんが新しくなった対面キッチンで楽しそうにお料理をするお母様を見て、ご自分も料理に興味が湧き、料理関係の高校に入学されたというのです。デザイン提案って少し勇気がいるのですが、やってよかったと心から思いました」。
ファッションや料理からの発想
リフォームプランナー18年のキャリアを持つ夕部さんでも、同じ現場、似たような現場は1軒もない。新しく迎える現場ごとに最低ひとつ、新しい挑戦をしている。同時に毎年欠かさずコンテストに挑戦していることもこだわりだ。受賞し続けているので、「信頼してもらえるようになり、最近ではお任せも多い」という。
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リフォームセールスマガジン
2016年12月号
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