新春イベント開催レポート
~イベント担当者に聞く、企画・集客・運営のひと工夫~
日頃、イベント集客に力を入れている有力リフォーム店各社に、新年1発目に開催した新春イベントについて聞いた。各社の取り組みから、様々な運営や集客の工夫が見えてきたので紹介していこう。
【この方に聞きました!】
サン・リフォーム (山口県下松市)企画 野中 陽子さん
~感謝を込めてお祭り仕様に~
新しい年を迎えるにあたり、日頃ご愛顧いただいているお客様、地域にお住まいの皆様に『また今年もよろしくお願いいたします』との気持ちを新たに、感謝を込めて、一年間の中でも一番の企画数を設けたお祭り仕様になっています。ご来場いただいた全てのお客様に楽しんでいただけるよう心掛けています。
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2日間で1600組が来場するお祭り型相談会の舞台裏
サン・リフォームが1月13(土)~14日(日)に下松本店で開催した新春イベント『新春リフォーム祭』には、2日間でなんと約1600組(約4000名)が来場。155件の現場アポの獲得があった。とん汁や焼き芋、焼きそばなどの屋台や、豪華景品が当たる抽選会やビンゴ、お楽しみ企画が満載のお祭り型イベントだ。人気企画はビンゴ大会。カードは1枚100円で販売しており、屋台の売上と合わせて被災地の義援金として寄付している。開催時間は身動きできない程の人で埋め尽くされるそうだ。集客には、当日の新聞折り込みでチラシを約11万枚配布。また、開催前に問い合わせがあった新規客に案内するなど告知を徹底した。同社では年に数回同様のイベントを開催。地域還元型の大規模なお祭りイベントが、同社にとって集客の起爆剤となっている。
(上)先着20名にお米や洗剤、トイレットペーパーがプレゼントされる人気企画だ。(下)昔ながらの杵と臼を使ったもちつきを子供優先で体験することができ、こちらも大好評。
当日を成功に導く集客・運営のひと工夫
OB顧客には、毎回北海道直送のジャガイモ1箱(約3キロ)を来場者特別企画としてプレゼント。毎回人気の企画で混雑が必至のため、今回から受付のシステムをひと工夫した。毎月OB顧客に発送する情報誌『ありがとう』に同封したじゃがいも引換券には、同じ面に顧客の名前と住所を印刷した。OB顧客は引換券を持参すれば当日の受付でわざわざ名前や住所を書く時間を省け、スムーズに受付を通れる。「毎回受付はものすごく混雑していました。新規のお客様をお待たせしてしまったこともあったため、改善しました。招待状の宛名部分には営業担当者の印鑑も押しています。リフォームの相談を希望されている方には瞬時に担当者をご案内できました」。
2日間で1000組以上が来場するため受付の混雑解消が課題だった。来場者にはアンケート用紙を必ず記入してもらっている。
大型プリンターの導入で訴求効果がアップ
昨年、全判サイズ(A3・4枚分)の大判ポスターや垂れ幕を印刷できる大型プリンターを導入。プリンターは、幅約61cm×長さ3mまで印刷できるので、店内のポスターやポップ、店の外に掛ける垂れ幕を自社で製作することが可能になった。これにより、隣接する幹線道路に向けて、より具体的にイベントを訴求できるように。「発色がよく見栄えがするきれいなポスターや垂れ幕を社内で印刷できるようになったので、店内を賑やかに装飾できるようになりました」。
※写真は去年のクリスマスイベント時に撮影
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ちょっと面倒だけど先に少しの手間と労力をそこに払うことで無駄な業務が省け、より仕事密度を高められる。そんな働き方の工夫を紹介していく。
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