長野県でトップのリフォーム売上高を誇るサンプロで、インテリアコーディネーターとして活躍する熊倉昭子氏。明るく、柔らかな物腰で施主の心を開く熊倉氏にはファンも多い。中には、引き渡しの際に会えなくなるのを寂しがって泣いてしまう施主もいるほど。しかし、これまでの道のりは決して順風満帆ではなかった。
サンプロ(長野県塩尻市)
デザイン室エグゼクティブコーディネーター 熊倉昭子 氏
垣根を超えた連携が強みに
熊倉氏は、11年前に同社初のインテリアコーディネーターとして入社。それまでは大手ハウスメーカーで仕事をしていた。その当時、同社は水まわりの入れ替え工事に伴う設備的なリフォームから、デザイン性があり住み心地の良いリフォームへとシフトしようとしていた。スキルアップしたいと考えていた熊倉氏と思いが合致し、入社が決まった。
しかしその頃、同社には現場に携わる女性がおらず、そもそもインテリアコーディネーターの必要性を理解していない社員も多かった。熊倉氏が入社し、周囲は戸惑ったという。「かなり衝突しました。やりたいことをパースにおこすと、こんなの無理だよとかこんなの変だよと言われたこともありました。時にはどうやってつくったらいいんだと現場に呼び出されて、その場でどうつくるか打ち合わせしたこともありました」と熊倉氏は振り返る。
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