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専門店に学ぶ窓回りの提案術

専門店に学ぶ窓回りの提案術

1391号 (2020/01/06発行) 27面
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 リフォームの完成度を大きく左右する窓回りのコーディネート。顧客自身でカーテンを購入するよりも、プロとしてインテリアや内装、施主の暮らしに合わせてベストな窓回りを提案出来るようになれば、リフォーム後の満足度もさらにアップ!窓回りをグレードアップする提案術を知識と実績に長ける専門店から学んでいこう。

この方に聞きました

めいくまん 鈴木恵美子 取締役めいくまん(東京都八王子市)
鈴木恵美子 取締役

高等専修学校家政科での実技指導経験を持ち、その後青年海外協力隊員としてバングラディッシュで刺繍やミシンを指導。1996年に帰国以降、窓回り提案や内装工事を2000件以上手掛ける。ファブリック小物の企画制作にも携わる。

レール・タッセルもオリジナルで作成

「お客様から『こんなことも出来る?』と相談されるよう、生地選びの楽しさが伝わる接客や店内のディスプレイを心掛けています」

 こう話すのは、これまで窓回りのコーディネートを中心に2000件以上の案件を手掛けてきためいくまん(東京都八王子市)の鈴木恵美子さんだ。

 オーダーカーテンのコーディネートからタッセル、バランスのデザインまで手掛ける洋裁の知識と技術がある同氏。コストはかけずに、オリジナル感あふれる窓回り提案が得意だ。「自然と他店とはバッティングしなくなります」

提案の引き出しを増やし、選ぶ楽しさを伝える

《事例1》
麻100%のカーテンをご指定、配色はご夫婦の好きな2色で

事例1 ご夫婦の奥さんがイエロー、ご主人はブルーが好き。両方の色味を楽しめるよう、イエローのベースに青のストライプ柄のアクセントを提案した。布の組み合わせ配分を工夫すれば、単一の生地にした場合と同等の価格で、オリジナルのコーディネートが可能。

『リフリン』麻100%のリネンカーテン使ったカーテンはこれ!

 『リフリン』麻100%のリネンカーテンで、自然素材ならではのナチュラルな風合いが楽しめる。天然素材なので、洗濯等で縮むことも。防縮加工を施すか、長めに採寸する等の配慮が必要。


《事例2》
カーテンの柄に合わせてアイアンレールを特注

カーテンの柄に合わせて、アイアンレールをデザイン カーテンの柄に合わせて、アイアンレールをデザイン。

 「既製品のアイアンレールを購入しても4万~5万円ほど。一からデザイン・制作しても、そこまでコストアップすることなく、お施主様オリジナルのレールを提案できます」デザインは鈴木さんが手掛け、制作は外注に。

レールのデザインにこだわる事でよりオリジナリティある空間にレールのデザインにこだわる事でよりオリジナリティある空間に。


《事例3》
レースに予算をかければ表情豊かに

レースに予算をかければ表情豊かに 昼間に家にいる時間が長い施主なら、レースにこだわるのも楽しい。デザインによって値段は変わるので、カーテンよりもレースに予算配分を。レースを室内側に持ってくるフロントレースが女性に人気だ。

 「レースも奇麗なデザインが多いです。光が透けるととても美しく、お客様の満足度が高くなります。数万円アップすれば、より綺麗なレースを選べますよ」

使ったカーテンはこれ!

 レースカーテンは『スミノエ』の『U-8031』。カラフルな鳥と花や木々が美しいプリントレースで同社の人気商品。カタログ『Ulife』に収録されている。

リフォームセールスマガジン(リフォマガ)2019年12月号窓回りの提案術の続きは
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