工事でがっかりをなくす
「営業職人」を育成
ハウスメイクは、2002年に設立した屋根外壁塗装の専門店だ。塗料販売店に10年勤めていた代表の鈴木直哉さんが、「ずさんなイメージを持たれがちな外装業界を変えたい」との思いで立ち上げた。身だしなみから施工品質まで「きれいで安心」を目指し、現在では年間売上高7億円と、地元で信頼される企業に成長した。
ハウスメイク(千葉県千葉市)
2002年設立の屋根外壁塗装専門店。今年宮城県仙台市に2店舗目をオープンし、来年度には神奈川支店を構える予定。年間売上高は7億円で受注件数は300件。うち9割を戸建てが占める。業種では外装が9割、内装リフォームが1割。従業員数は30名で、うち自社職人が20名。
代表取締役社長 鈴木直哉さん
同社は、施工をすべて内製化することで、品質にムラのないリフォームを提供し、顧客満足度を上げている。
「周囲で『工事が始まったらがっかりした』とか『塗装はよかったけど足場のときの対応がよくなかった』という声を聞いていて。こういった声をなくしたかったんです」と鈴木さんは語る。
下請けの職人だと、何かあったときに責任の所在が不明瞭になりがち。また、一定品質でのサービス提供が難しいといった面があるため、自社職人の育成に注力した。現在、同社には社員職人が20名在籍している。塗装だけでなく、足場事業の「足場屋エース」を設けており、専任の足場職人が社内外の足場組立を行っている。
鈴木さんは「関わる全員が同じ熱量を持ってお客様対応できるようにしたい。なのでうちでは『営業職人』を目指そうと言っています」と話す。
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