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【採用方法の改善】理念明文化と3段階面談でミスマッチ採用から卒業

リフォマガ2025年12月(リフォーム産業新聞2025/12/08号)
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賃貸物件や空き家の原状回復を主軸にリフォーム事業を手掛けるアルファリフォーム(大阪府大阪市)。同社は、会社理念や求める人材をホームページで明文化したことと、3段階の面談を実施することで、ミスマッチ採用を減らしてきた。

話を聞いたのは...

アルファリフォーム(大阪府大阪市)

アルファリフォーム 前田陽太さん1997年設立。法人向けに賃貸物件や空き家の原状回復工事のほか、個人向けの住宅リフォームも手掛ける。メンテナンスも含む年間売上高約8億円、工事件数は約3000件。売上の内訳は法人工事が約8割、個人工事が約2割。従業員数は10名で、平均勤続年数は約16年。7年連続で健康経営優良法人に選出されている。

代表取締役 前田陽太さん

価値観ミスマッチ
解消には企業理念の明文化

アルファリフォームのメイン事業は、法人向けリフォーム。賃貸マンションや空き家の原状回復リフォームを中心に、細々としたメンテナンスやクリーニング依頼もあり、1人あたり月に7~80件を回している。一方で個人の住宅リフォームは月に5~6件手掛ける。

採用のミスマッチという課題を抱えていた同社は、採用の仕組みを見直すことで、入社前に相性の良い人材を見極め、長く働ける会社づくりに注力している。

同社の社員募集は、常時多くの案件を管理する力が求められるため、即戦力になる経験者採用のみ。しかし「すぐにでも手伝ってくれる人が欲しくて採用した」(代表取締役 前田陽太さん)が、経験者であっても同社の業務体制に合わないなどの「能力的ミスマッチ」や、仕事に対する考え方の異なる「価値観ミスマッチ」が起きてしまい、長続きしないことが起きていた。

「採用したら合わなかったというのは、お互いのためにもよくない」と考えた前田さんは、採用する段階でミスマッチの確率を減らすため2つの施策をとった。

1つは価値観の明文化。会社の理念をホームページに記載した。(左上画像参照)

同社で働く社員としての考え方や行動指針が細かく記されている。「当たり前のようなことも、明文化しなければ伝わらない」と前田さんは考える。例えば「他人や環境のせいにばかりしないで、自らも動き、発信し、努力する」や「お客様・相手には予定とメドをしっかり伝えます。期間・納期・工程は、少し余裕をもって約束します」といったことが、約50項目並ぶ。

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