N-WOOD国産材・環境活用住宅流通機構、林業の実務代行で国産材普及へ

高齢化・後継者不足を救う新モデル

　国産材の活用を進める取り組みが実を結び始めている。N-WOOD国産材・環境活用住宅流通機構（福岡県福岡市）と伊万里木材市場（佐賀県伊万里市）は、林業の実務を代行するサービスを一昨年に開始。既に10件以上の保有者から約500haの山林の管理を任されている。

　具体的には、「長期山づくり経営委託契約」と「森林信託」を組み合わせたもの。「長期山づくり経営委託契約」とは、森林経営の実務を山主の家族の委託で、40～50年にわたってサポートする。契約期間中の実務は、すべて伊万里木材市場および協力会社で行う。