「住まいが健康障害起こす」
日本医師会(東京都文京区)副会長の今村聡氏はこのほど、「医療と建築業界の連携による健康長寿社会の実現」について講演し、住まいが健康障害を起こす原因になり得ることを指摘した。講演は健康・省エネ住宅を推進する国民会議が主催するシンポジウムにて行われた。
住環境における健康障害として、今村副会長は日当たりの悪さが骨粗しょう症を引き起こす可能性に触れた。原因は日光浴不足によるビタミンD生成の減少。同氏は家の中でも日光を浴びられる環境作りが重要と指摘した。「特に東京は住宅が密集しているので自然採光が難しい。高齢者は階段が急だと2階に行く機会が少なく、日の当たらない1階で過ごすことが多いです」

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