「環境への備えが重要」
近畿大学建築学部の学部長で建築環境システム研究室教授の岩前篤氏と、エネルギーまちづくり社社長の竹内昌義氏は、トークイベント「温熱環境と健康について」で、快適と健康の違いなどについて論じた。
岩前教授は、快適とは「満足感がもたらす心地よさ」と定義。健康になるためには、暮らしの2つのシーンを意識することが重要と語った。「運動など主体的行動の能動シーンは達成感につながり健康の支えとなる一方、騒音など無意識の受動シーンは、健康ダメージにつながるため、いかに備えるかが重要」。さらに、岩前教授は、断熱改修すると室温の上昇に伴い血圧が低下する研究結果を示した。「室温の低さが快適をもたらすことはあっても、健康をもたらすことはない」
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